旅館・ホテル業務における個人情報漏洩リスク

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個人情報漏洩保険・サイバーリスク保険

旅館・ホテル業は、お客様との接点が多い業種の一つです。

宿泊施設到着後の受付・お食事の提供・お部屋の清掃・施設に関する不明点がある場合の電話対応等々、お客様が快適に過ごせるように日々気を配っていらっしゃることでしょう。

また、気を配らなければならないのは宿泊施設内におけるサービスのみではありません。
予約時に宿泊者様の個人情報をお預かりするため、情報が漏洩しないようセキュリティ面も気に掛けなければなりません。

特に旅館・ホテル業は、他業種と比較すると外国人観光客との接点が多いため、観光地近辺の宿泊施設は個人情報の取扱いについてより一層重視する必要があります。

例えば、2018年5月に施工された欧州議会・理事会・委員会が策定した「EU一般データ保護規則」(通称 GDPR:General Data Protection Regulation)に基づき、EU加盟国を始めとする地域では、欧州経済領域に居住する市民の個人情報を扱う全世界の企業・団体に対し、厳格な個人情報保護を求めていることが挙げられます。
万一個人情報を漏洩し、適切な管理責任を果たしていないとみなされた場合、高額な制裁金を科せられる可能性があるのです。
このことをふまえると、個人情報が漏洩しないよう、万全なセキュリティを構築する必要があることが分かります。

これらの個人情報を漏洩に関するリスクに備える保険に、個人情報漏洩保険(サイバーリスク保険)があります。
尚、当該保険は単体で加入する以外にも、別種目の保険の特約オプションとしてセットできるケースもあります。火災保険や事業に関する賠償責任保険等のオプションとして加入することで、保険料を抑えられたり、管理が容易になります。

個人情報漏洩保険

業務遂行の過程においてまたはその目的として所有、使用または管理する他人の情報が漏洩した場合補償します。(所有、使用または管理を行わなくなった情報を含む)

例:3000件のお客様の個人情報が入ったUSBメモリーを紛失した。
  ⇒賠償請求を受け、約308万の保険金が支払われる。

またサイバーリスク特約が付帯可能な商品の場合、下記のような事故も補償可能です。

例:外部からサーバへの不正アクセスを受け、個人情報が漏洩した。
  ⇒賠償請求を受け、約1188万の保険金が支払われる。

個人情報の取り扱いに関する重要性は今後も高くなり続けることが予想されるため、常日頃から気に掛けることが重要です。
個人情報漏洩リスクが気になる場合は、よろしければ一度ご相談ください。

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