ブランドイメージ回復費用
ブランドイメージとは、ブランドに対して抱く「落ち着きがある」「かっこいい」等々、人間が持つ感覚的なイメージと、そのブランドが持つ商品の特徴などの物理的なイメージが合わさり、お客様の中に形成されるものです。
ブランドイメージは、様々な商品が溢れている現在では認知度を上げることが難しく時間がかかる一方で、一度不祥事を起こすと著しくイメージダウンし、売上にも直結するため、とても扱いが難しいといえるでしょう。
また、近年はSNS等で炎上すると、購入層のみならず不特定多数の人が炎上した内容を目にするため、炎上内容に不快感を覚える、あるいは皆が敬遠しているので買わないといった集団心理による圧力から、商品の新規購入を検討していたお客様など、今後新規の顧客として見込んでいたお客様が購入しなくなる傾向があります。
さらに、一度不祥事が発生した後に、実際には起こしていない不祥事も起こしているというデマゴギーがSNS等インターネットを介して流されることもあります。
インターネットが普及することで多くの情報を入手し宣伝をできる一方で、悪評が広がりやすく、さらに誤った情報が広まり、本来負うはずではなかった労力を使わなければならない負の側面があるのです。
上記のような事故により、毀損したブランドイメージを回復させるための費用、またはブランドイメージの毀損を防止するために負担した費用について補償することができる特約が、【ブランドイメージ回復費用】です。
事故例
- 販売した商品に欠陥があり消費者がケガをした
⇒信頼回復のために謝罪会見を行ったり、新聞広告で謝罪分の掲載を行った。
この特約はサイバーリスク保険や総合賠償責任保険のオプション特約として付帯可能です。
一度傷ついたブランドイメージを元に戻すことは難しく、非常に時間がかかるため、SNSやテレビCM等不特定多数へ広告を打ち出している会社の場合、補償に含まれていると万一の際にご安心いただける特約です。