IT業(情報通信業)のリスクと保険
IT業(情報通信業)の範囲については、日本標準産業分類で定められており、「通信業」、「放送業」、「情報サービス業」、「インターネット付随サービス業」、「映像・音声・文字情報制作業」に分類されています。
近年、情報通信業界の発展とともに新しい多種多様な業種・業態が登場してきていますが、現状では、上記5分類のいずれかに属するようになっています。
IT業(情報通信業)のリスクには、この業種自体の範囲が広いため、様々なリスクが存在します。
【例】
開発したシステム・アプリケーションの不具合に伴う損害賠償、マスメディアによる人格権侵害、外部からのサーバー攻撃による個人情報流出、長時間労働による従業員のメンタルヘルスリスク など
各企業ごとに、行っている事業が異なるため、ひとくくりにできない業種だといえます。当然、各企業ごとに異なるリスクが存在するため、まずは、どのようなリスクがあるかを洗い出さなければなりません。
また、保険については、個別リスクに対応する保険や、IT業向けにパッケージ化された賠償責任保険、事業保険があるため、どの保険会社のどの商品が適しているのか判断が難しいといえます。洗い出されたリスクに適した補償選びが重要なポイントです。
IT業(情報通信業)に含まれる仕事・業種
- 情報通信業
- 放送業
- 映像・音声・文字情報制作業
- インターネット付随サービス業
(ショッピングサイト運営業等/ASP/サーバー運営業) - 情報サービス業
(システム開発/アプリ作成(受注))